Windows 11を使用中、デバイスの切断音がランダムに流れるようになってしまいました。
イベントビューアーでログを確認しても、それらしい原因はみつからず、しばらく放置していたのですが、頻繁に鳴るようになってしまったため、本腰を入れて調査することに。
以下、Windows 11 PCで発生していた謎の切断音の調査方法とその対策を説明したいと思います。
そもそも何が原因?
Windows 11で接続・切断できるデバイスといえば、USBデバイスかBluetoothデバイスだと思います。このどちらかが原因で派生していると想定して調べて見たところ、Redditの以下のスレッドが見つかりました。
ここでは、Nirsoft製の以下のツールを使って問題を調査することが推奨されています。
紹介されていたツール:
- USBLogView: バックグラウンドで動作し、システムに抜き差しされたUSBデバイスの詳細を記録するユーティリティ。
- USBDeview: コンピュータに接続されているすべてのUSBデバイスと、以前に使用したすべてのUSBデバイスを一覧表示するユーティリティ。
- USBDriveLog: コンピュータに接続されているすべてのUSBドライブのログを表示する。
- BluetoothView: Bluetoothデバイスの活動を監視するユーティリティ。
- LastActivityView: 実行中のシステム上のさまざまなソースから情報を収集し、ユーザーの操作やコンピューターで発生したイベントのログを表示する。
今回はこの中でUSBDeviewが役立ちました。
▲USBDeviewを起動した状態でPCの使用を続け、切断音が発生したタイミングで「Registry Time 1」を確認します。すると、音が発生したタイミングで時間が変わっている事が確認できたのです。
「2.4G Receiver」はトラックボールマウスの無線レシーバーで、どうやらこれが切断音の原因だった模様。理由は不明ですが接続状態が不安定になっているようです。
とりあえず音を消して回避する
切断音の原因はわかったのですが、無線レシーバーを外すわけにはいきません。
レシーバーを接続し直しても問題は解決しなかったので、とりあえずデバイスの切断・接続音を鳴らさないようにしてみました。
それには、スタートメニューで「サウンドの変更」を検索し、サウンド設定ダイアログを表示します。
▲「デバイスの切断」「デバイスの接続」をそれぞれ「なし」に変更します。
- デバイスの切断: 「Windows Hardware Remove.wav」から「なし」に。
- デバイスの接続: 「Windows Hardware Insert.wav」から「なし」に。
根本的な問題は解決していませんが、実用上の問題は発生していないため、この方法で回避することにしました。
まとめ
Windows 11でデバイス切断音がランダムに発生して困っている場合、USBDeview等のツールを使って原因を調査することができます。
根本的な原因が分からない、分かっても解決できない場合でも、サウンドを鳴らないように設定を変更することは可能です。