BloombergのMark Gurman氏によると、AppleによるSiriの刷新版は、今年後半に予定されているApple Intelligenceの初期展開で利用可能になる可能性が低いことがわかりました(MacRumors)。
Gurman氏はニュースレター「Power On」の最新号を公開し、Siriの完全な新バージョンは2025年春のiOS 18.4で登場し、それに先立って1月からベータテストが開始される予定だと述べています。刷新されたSiriは、音声アシスタントによって、アプリ内のアクションをコントロールできるようになり、現在画面上に表示されているものを理解し、文脈に基づいて何をすべきかを判断できるようになるとのこと。
ただし、Siriの新しいデザインやChatGPTの統合など、Siriの機能の一部は、Apple Intelligenceとともに今年秋に導利用可能になる見込みです。
なお同氏は、Apple Watch Series 10とApple Watch Ultra 3の両方が、S9チップの後継となる新しいプロセッサを搭載すると説明しました。これら、新チップは「将来的にAIを強化するための土台を築く」可能性はあるものの、Apple Intelligenceが搭載されるわけではないようです。
Gurman氏は以前、Apple Intelligenceが来年Vision Proヘッドセットに搭載される予定だと主張しました。HomePodに搭載される予定はなく、Appleは新しい「AI搭載卓上ロボット」の準備を進めているとのことです。