Microsoftは7月18日(現地時間)、.NET 6が2024年11月12日にサポート終了になることを発表しました。
.NET 6は2021年2月にプレビュー版がリリースされ、2021年11月に正式にリリースされたLTSリリースです。
サポート終了後、Microsoftによる.NET 6のアップデートの提供は行われなくなるため、この日までに.NET 8にアップデートする必要があります。
11月12日以降も.NET 6を使って開発されたアプリは引き続き実行することができますが、新しいアップデートが提供されないため、今後セキュリティ上の問題が発生する可能性があります。また、.NET 6ベースのアプリを使い続けている場合、技術サポートを受けられなくなる可能性もあります。Visual Studioで.NET 6をターゲットにした場合「ゴールドバー」の警告メッセージが表示されるようにもなります。
.NET6のサポート終了後、以下のことが予想されます。
- .NET 6を使用するアプリケーションは引き続き実行できる。
- .NET 6に対する新しいセキュリティアップデートは発行されない。
- サポートされていないバージョンを使い続けると、セキュリティの脆弱性にさらされることになる。
- .NET 6 アプリケーションのテクニカル サポートにアクセスできなくなる可能性がある。
- それ以降のSDKから.NET 6をターゲットにすると、NETSDK1138ビルドの警告が表示されるようになる。
- .NET 6 をターゲットにすると、Visual Studio で「ゴールドバー」の警告が表示される。
Microsoftは、.NET 6の後継となる.NET 7を2022年11月にリリースしましたが、これは標準サポート版で、すでにサポートが終了してます。このため現行のLTS版である.NET 8へのアップグレードが推奨されています。.NET 9は2024年11月にリリースされる予定です。