Appleは11月上旬にM4 Macを発売すると見込まれていますが、その中の一つのモデルと思われるGeekbenchベンチマークの結果がインターネット上にはやくも公開されていることがわかりました(MacRumors)。
ベンチマークが行われた「Mac16,1」は10コアCPUを搭載しており、シングルコアスコアは3864、マルチコアスコアは15288を獲得しています。比較のため9コアを搭載したM4 iPad Pro(ベースモデル)はシングルコアスコアが3647、マルチコアスコアは13135でした。10コアモデルではマルチコアスコアが14500となっています。
M4と昨年のMacに採用されていたM3チップ(8コアCPUと10コアGPUを搭載)を比較すると、シングルコア性能は26.7%、マルチコア性能は30.6%向上しています(M3 iMacのシングルコア・スコアは3048、マルチコア・スコアは11708)。
iPad Proでは、AppleはM4がM3よりも最大25%高速であると述べており、MacでもM4の性能は同等かそれ以上になるとみこまれています。
なお、M4 MacのものとされるMetalスコアも公開されていて、GPU性能はM4 iPad Proチップとほぼ同等であることが判明しています。
なお、Geekbenchに登場したM4チップは標準タイプで、Mac miniと14インチMacBook Proに搭載されるみこみです。MacBook ProとMac miniの上位モデルにはM4 ProとM4 Maxチップが搭載されると予想されていますが、これらのマシンのベンチマーク結果はまだ出ていません。