Microsoftは先日、公式アプリ「Bing Wallpaper」をMicrosoft Storeで公開しました(以前はスタンドアロン版がダウンロード可能でした)。
アプリはWindowsデスクトップの壁紙を毎日新しい画像に変更し、ユーザーはその画像に関する情報を調べることもできるというもので、Win32アプリケーションとして構築されています。
しかしこのアプリにはダークな側面がありマルウェアのような動作を行っていると、EarTrumpetなどの開発で知られるエンジニアRafael Rivera氏が指摘していることがわかりました。
Here's an example of one of MANY nasty tricks Bing Wallpaper employs.
After some time passes, and you close your non-Edge default browser, Bing Wallpaper fiddles with it and open this tab on start. pic.twitter.com/nnuzYCRgVb
— Rafael Rivera (@WithinRafael) November 19, 2024
同氏は次のような指摘を行っています。
- このアプリは、Windows 10または11のシステムに自動的にビングビジュアルサーチをインストールする。
- 初回実行時に、Microsoft BingをEdge、Firefox、Chromeのデフォルトのホームページと検索エンジンにするオプションを含むプロンプトが表示される。
- Edge、Chrome、Firefoxのクッキーを「熟読し、解読する」コードが含まれている。
- ジオロケーションウェブAPIにアクセス可能。
- Microsoft Edgeをデフォルトブラウザにすることを提案。
- デフォルトの(Edge以外の)ブラウザで、そのブラウザ用のMicrosoft Bing Search拡張機能を有効にすることを推奨するタブを起動する。
普段からMicrosoft製品やサービスを愛用している方には問題ない挙動かもしれませんが、Bing検索エンジンを使わず、FirefoxやChromeなど、Edge以外のWebブラウザを使っている方は注意したほうがよさそうです。