ファイルエクスプローラーはWindowsの主要な機能として現在も活発に新機能の追加が行われています。
ただし、その影響のためか報告される不具合も多く、今回は、ファイルエクスプローラーをフルスクリーンモードにするとアドレスバーがその下のコンテンツと重なってしまうという問題が発生している事がわかりました。
この問題は、ファイルエクスプローラーを開き、F11キーを押してフルスクリーンモードに切り替えると確認することができます。ファイルエクスプローラーのアドレスバーの部分が、サイドバーの一番上にある「ホーム」や「ギャラリー」に重なり、これらの項目にアクセスできない状態になることが手元の24H2環境でも再現することができました。
Microsoftは2024年11月に公開したWindows 11 23H2のベータチャンネルビルドでこの問題を修正していますが、修正はいまだに徐々に展開されている段階のようです。
[File Explorer]
- Fixed an issue where sometimes you would be unable to navigate by entering a path in the address bar.
- Fixed an issue where the File Explorer address bar was unexpectedly overlapping with content while in full screen (F11) view.
- Improved performance of context menu launch for people when right-clicking on cloud files.
- Made a change to help ensure thumbnails for cloud files are displayed more consistently in search results within File Explorer.
- Fixed an issue which was causing some explorer.exe crashes in the last couple flights, including when trying to create new folders in certain locations.
Betaチャンネルで行われた修正は、いずれWindows 11 Version 24H2にも反映されると見込まれます。
ファイルエクスプローラーに関して最近報告された問題は、ドットアイコンをクリックした際に表示されるメニューが見きれる問題や、トップバーの読み込みが他の部分と比べて遅い問題などがあります。メニューの問題に関しては24H2ですでに修正されているようですが、読み込みが遅い問題は明確な不具合とはいえずすぐには修正されないかもしれません。
[via Windows Latest]