Microsoftは本日、毎月米国時間の第2火曜日に提供している月例更新の一環として、Windows 10の各バージョンに対する累積アップデートをそれぞれ公開しました。
- Windows 10 Version 20H2/21H1/21H2/22H2: KB5049981
- Windows 10 Version 1909: EOS
- Windows 10 Version 1903: EOS
- Windows 10 Version 1809: KB5050008
- Windows 10 version 1803: EOS
- Windows 10 version 1709: EOS
- Windows 10 version 1703: EOS
- Windows 10 version 1607: KB5049993
- Windows 10 Version 1511: EOS
- Windows 10 Version 1507: KB5050013
それぞれWindows UpdateまたはMicrosoft Update Catalogを利用して導入することが可能で、変更点は以下の通りです(セキュリティアップデートの内容は日本Microsoftのブログで参照できます)。
January 14, 2025—KB5049981 (OS Builds 19044.5371 and 19045.5371)
Windows 10 Version 22H2用の更新プログラムKB5049981では、12月10日に公開されたKB5048652の内容に加え、、脆弱なドライバーをブロックするために使用されているDriverSiPolicy.p7bファイルが更新され、Bring Your Own Vulnerable Driver (BYOVD) 攻撃のリスクがあるドライバーのリストが追加されています。
リリースノートは以下の通りです。
ハイライト:
This update addresses security issues for your Windows operating system.
改良と修正:
[Windows Kernel Vulnerable Driver Blocklist file (DriverSiPolicy.p7b)] This update adds to the list of drivers that are at risk for Bring Your Own Vulnerable Driver (BYOVD) attacks.
更新プログラムには以下の2件の既知の不具合が存在します。
症状 | 回避策 |
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2024年10月のセキュリティ更新プログラムのインストール後、OpenSSH(Open Secure Shell)サービスが起動に失敗し、SSH接続ができなくなるという問題が一部のユーザーから報告されている。詳細なログを記録することなく失敗し、sshd.exeプロセスを実行するには手動操作が必要。企業、IoT、教育機関のユーザーに影響し、HomeまたはProエディションに影響するかは調査中。 | パーミッションを変更する回避策を使用することができる。
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特定のCitrixコンポーネント(Citrix Session Recording Agent (SRA) version 2411)がインストールされたデバイスで、2025年1月のWindowsセキュリティ更新プログラムのインストールが完了しないことがある。 | Citrixが2025年1月のWindowsセキュリティ更新プログラムをインストールする前に実行できる回避策を含め、この問題について文書化している。詳細については、Citrix社のドキュメントを参照のこと。 |
更新プログラムはWindows Updateの他、Microsoft Update Catalog、Windows Server Update Services(WSUS)を利用してインストールすることができます。