Microsoftは先週、Windows 11のインストール時に、インターネット接続とMicrosoftアカウントの要件チェックをスキップするために使用される、BYPASSNROスクリプトを削除するという重大な発表を行いました。
Microsoftは「Windows 11のセキュリティとユーザーエクスペリエンスを向上させるため」と理由を説明していましたが、インターネット上では要件を突破するための新たな方法の探索が行われています。
BYPASSNROと同じ働きを行うレジストリ値を設定する方法や、特殊なURIを開く方法など、いくつかの新しい方法が見つかっているなか、今回さらにレジストリを編集する新しい方法が見つかっています(Neowin)。
この方法を発見したXPower7125氏は以下のような投稿を行っています。
Yet another bypass for the Windows 11 OOBE Microsoft Account screen
Shift + F10 --> regedit
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\OOBE
HideOnlineAccountScreens --> 1
Works on both Windows 11 Home & Pro#Windows #Windows11 #MicrosoftAccount #Microsoft pic.twitter.com/uou1JvGff4
— XPower7125 (@xpower7125) March 30, 2025
以下の手順で実行します:
- セットアップ画面で「Shift+F10」を押す。
- コマンドプロンプトで「regedit」を入力してエンター。
- レジストリエディタで以下のキーに移動。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\OOBE
- HideOnlineAccountScreens を1に変更。
なおこの方法は無人セットアップで使われるunattend.xmlを解説した、Microsoftの公式文書にも記載されており、HideOnlineAccountScreens(デフォルトでfalse)をtrueにするのと同じ意味がある模様。同様にワイヤレスネットワークセットアップオプションを非表示にするオプションHideWirelessSetupInOOBE(デフォルトでfalse)も存在します。