Appleは、macOS Tahoeで基準に準拠しないアイコンに「灰色の枠」を強制表示する仕様を導入しました。
その結果、一部のアプリはまるで「アイコン刑務所」に収監されたかのような見た目になり、DockやLaunchpadでの視認性が大幅に低下します。アイコンは約20%小さくなり、80%識別しづらくなるという報告もあるほどです。
Appleの美学に合わないアイコンは「罰」を受ける。そんな印象すら与えるこの仕様。開発者がアプリのアイコンをアプデートするまでは、ユーザー自身が工夫して回避するしかありません。
アイコン刑務所の回避方法まとめ
macOS Tahoeを回避する方法は以下の通りです。
手動でアイコンを変更(従来型)
従来からあるアプリアイコンを任意の画像に変更する方法が有効です。ただしアプリのアップデートで元に戻るため都度再設定が必要です。
-
.icns
または.png
形式の代替アイコンを用意 -
Finderで対象アプリを選択 →
Command + I
で情報パネルを開く -
左上のアイコンに新しい画像をドラッグまたはペースト
-
アプリを再起動して反映
Replaciconで永続的に変更
Replaciconと呼ばれる専用アプリを使用することができます。
- Replaciconをインストール
- 代替アイコンをドラッグしてアプリに割り当て
- アップデート後も自動で再適用されるため、手間が省ける
Replaciconと同じような機能を持つPictogramを使用することもできます。
実用Tips
アプリのアイコンは以下のサイトからダウンロードできます。
サイト名 | 特徴 |
---|---|
macOSicons.com | Appleの新スタイルに準拠したアイコンが豊富 |
IconArchive | 多様なジャンルのアイコンが揃う |
DeviantArt | クリエイターによる個性的なデザインが多数 |
気に入ったアイコンはバックアップしておくと再適用が簡単です。Light/Darkモード対応や透明背景など、細部までこだわるならApple画像提供しているIcon Composerを使って調整することもできます。
まとめ
Appleの「美しさの強制」は、時にユーザー体験を犠牲にします。macOS Tahoeの「アイコン刑務所」に対抗するには、Replaciconなどのツールを使ったカスタマイズが有効です。自分好みのDockを取り戻して、Macをもっと快適に使いたい方は試してみてはいかがでしょうか。
[via 9to5Mac]