Chrome 140でuBlock Originがさらに使いづらくなるも…それでもまだ道はある

[PR]記事内のアフィリエイトリンクから収入を得る場合があります
  • URLをコピーしました!

Google Chromeの最新版「Chrome 140」では、広告ブロッカー拡張機能「uBlock Origin」の導入がさらに困難になったことがわかりました(Neowin)。GoogleはManifest V2(MV2)ベースの拡張機能のサポートを段階的に終了させる計画をすすめており、uBlock Originもその影響を受けている形です。

従来は、Chromeの「M137」や「M138」などのフラグを使ってMV2拡張機能を有効化できていました。しかしChrome 140では、これらのフラグが無効化され、通常の方法ではuBlock Originをインストールできなくなっています。

目次

まだ使える2つの回避策

ChromeではいずれMV2拡張機能が使用できなくなることは確実です。しかし現時点では以下の2つの回避策を使用することができます。

ショートカットを編集する

Windowsでは以下の方法が使えます。

  • Chromeのショートカットを作成。
  • 右クリックして「プロパティ」を選択。
  • 「リンク先」欄に以下を追加。
    --disable-features=ExtensionManifestV2Unsupported,ExtensionManifestV2Disabled
    
  • 保存して起動すれば、Chrome WebストアからuBlock Originを再インストール可能なはず。

「Load Unpacked」機能を使う

Chromeのフラグ「Temporarily unexpire M139 flags」(Chrome 140)または「M140 flags」(Chrome 141)を有効化したあと、手動で「パッケージ化されていない拡張機能を読み込む」から拡張機能を読み込む方法があります。

  • uBlock OriginのGitHubから最新版をダウンロード
  • ZIPファイルを解凍
  • chrome://extensions にアクセスし「デベロッパーモード」をオン
  • 「パッケージ化されていない拡張機能を読み込む(Load Unpacked)」をクリック
  • 解凍したフォルダを選択して読み込む

MV2ベースのため「エラー」表示が出るものの、動作には問題なしとのこと。

今後の展望とおすすめの選択肢

これらの方法は一時的な回避策に過ぎません。GoogleはMV2の完全廃止に向けて進んでおり、将来的にはこれらの手法も使えなくなる可能性があります。長期的にはFirefoxやOperaなどMV2対応ブラウザへの移行や、Manifest V3対応のuBlock Origin Liteへの乗り換えを検討する必要があります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次