Microsoftが最新のWindows 11アップデート「Version 25H2」を公開しましたが、アップグレードを検討しているARMデバイスユーザーは注意が必要です。公式ツール「メディア作成ツール(Media Creation Too=MCT)」が一部環境で正常に動作しないことが判明しました。
Microsoftは、Windows 11 Version 25H2の既知の不具合をまとめたページに、以下のような項目を追加しています。
この問題は、MCTの最新版(version 26100.6584)をARMプロセッサ搭載PCで起動すると「何らかの問題が発生したため、このPCではツールを実行できません」というエラーメッセージが表示されるというものです。
MCTはArm64デバイス用のメディアの作成をサポートしていないものの、x64デバイス用のメディアを作成することはでき、この機能が期待通りに動作していないとのこと。
ただし、Arm64デバイスでこの機能がほとんど使用されないため、多くのユーザーに影響する問題ではないとされています。
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回避策と代替手段
MCTの代替手段として、Microsoftの公式サイトからISOファイルを直接ダウンロードし、Rufusなどのツールを使ってUSBメディアを作成する方法が存在します。
Windows 11 Version 25H2へのアップグレードは、有効化パッケージを利用して、比較的スムーズに実行できるはずですが、アップグレード前には、既知のバグ一覧を確認することをおすすめします。