Windows 10のサポート終了後もMicrosoft Defenderは機能するが限界あり。知っておくべきことは?

[PR]記事内のアフィリエイトリンクから収入を得る場合があります
  • URLをコピーしました!

Windows 10の公式サポートは日本時間2025年10月15日に配信された月例更新プログラムをもってついに終了しました。今後、通常のセキュリティ更新や機能追加は提供されなくなりますが、Microsoftは一部のセキュリティ機能を引き続き提供する方針を明らかにしています。

Microsoftはブログ記事「End of Windows 10 Support: What Defender Customers Need to Know」にてMicrosoft Defenderのアップデートを、Windows 10のようなレガシーシステムでも「可能な限り」継続すると説明しています。

Microsoft Defender Antivirus(組み込みのウイルス対策)は、2028年10月までセキュリティインテリジェンス更新(SIU)を受け取り、新種のマルウェアやウイルスに対応するための定義ファイルは更新されます。また、Defender for Endpoint(企業向けの高度な保護機能)も、可能な範囲でWindows 10を引き続きサポートします。

これにより、新たな脅威の検出・防御機能は追加されますが、OSの機能に依存する一部の保護は提供されない可能性があるとのこと。Defender Antivirus単体では、包括的なセキュリティ対策としては不十分で、ESU(拡張セキュリティ更新)に加入していない場合、OS自体の脆弱性は修正されないため、攻撃対象になりやすくなります。

MicrosoftはWindows 10ユーザーに対し、以下の順でセキュリティ対策を推奨しています。

  1. Windows 11へのアップグレード: 最新のセキュリティ機能とサポートを受けられる最善の選択。

  2. Windows 10のESU(拡張セキュリティ更新)プログラムへの加入: 追加料金が必要だが、セキュリティ更新が保証される。

  3. Microsoft Defenderの継続利用: 最低限の保護は維持されるが、リスクは残る。

なお、Windows 365を通じてWindows 11のクラウドPCにアクセスする企業ユーザーは、追加費用なしでESUを利用可能です。

Windows 10のサポート終了後もDefenderにより一定のセキュリティ機能は継続して提供されることになりますが、より安全性の高い保護を求めるならば、早めのアップグレードやESUの導入が重要となります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次