Windows 11 24H2へのアップデートブロックがついに解消。「sprotect.sys」ドライバー問題とは?

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2025年4月、MicrosoftはWindows 11の機能アップデート「24H2」の配信を一部PCで停止しました。

原因は、サードパーティ製の暗号化ドライバー「SenseShield sprotect.sys」による互換性問題にあり、システムのフリーズやブルースクリーン、ブラックスクリーンなどの深刻な不具合が報告されていました。

今回この不具合が遂に修正され、アップグレードブロックが解除されています。

Windows 11 Version 24H2の既知の不具合をまとめたページには以下のような情報が掲載されています。

「sprotect.sys」ドライバーは暗号化保護を提供するもので、専門的なセキュリティソフトウェアや企業向けソリューションで使用されています。アプリケーションのインストール時に自動的にシステムへ導入される可能性があり、バージョン1.0.2.372および1.0.3.48903を含むすべてのバージョンが影響を受けていました。

Microsoftは、互換性のない「sprotect.sys」ドライバーが動作しているデバイスに対して、Windows Update経由でWindows 11 Version 24H2が提供されないよう「互換性保留措置(safeguard hold)」を適用していましたが、最近の「sprotect.sys」ドライバーを使用するソフトウェアでは、互換性の問題が解消されたとのこと。

「sprotect.sys」ドライバーは自動的にインストールされるものの、多くのアプリで使用されているため、どのアプリを更新すべきか特定するのは困難です。該当アプリが正常に動作しなくなった場合は、最新版へ更新することで問題が解決する可能性があるとMicrosoftは案内しています

この保留措置は2025年10月15日付で解除され、他に保留措置がない対象デバイスでは、Windows Update経由でWindows 11 Version 24H2のインストールが可能になります。ただし、アップデートが表示されるまで最大48時間かかる場合があり、デバイスを再起動することで、より早くアップデートが提供される可能性があるとのことです。

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