2025年10月14日(米国時間)、Windows 10のサポートが正式に終了し、世界中のユーザーが新たな選択を迫られています。大半のユーザーはWindows 11への以降や、Windows 10の延長サポート(ESU)を選択しているとみられていますが、macOSやLinuxなど、Windows以外の代替OSを選択するユーザーも確実に存在します。
古いPCでも軽快に動作するLinuxは特に有力で、LibreOfficeを開発するThe Document Foundationは6月から「Linuxは安全でコスト効率の高い選択肢」としてアピールを行い、KDEも「End of 10」キャンペーンを展開し、Windowsユーザー向けにLinuxへの移行ガイドを提供してきました。
Linuxディストリビューションの中では、Windowsユーザーにも優しい「Zorin OS」が注目を集めており、サポート終了と同日に公開された「Zorion OS 18」はわずか2日で10万ダウンロードを達成。そのうち72%以上がWindowsユーザーからの移行だったと報告されています。
Zorin OS 18 just reached 100,000 downloads in a little over 2 days 🎉️
Over 72% of these downloads came from Windows, reflecting our mission to provide a better alternative to the incumbent operating systems from Big Tech.
Thank you for making this our biggest launch ever! pic.twitter.com/6U4h3EQ3dq
— Zorin OS (@ZorinOS) October 16, 2025
Zorin OS 18は、洗練されたデザインのデスクトップや、柔軟なウィンドウタイル機能が特徴で、WINE 10の最新版を搭載し、170以上のWindows人気アプリに対応するなど、Windowsアプリとの互換性の高さが特徴です。
Windows 10の終了は、古いPCを使い続けたいユーザーにとって大きな障害となっています。Linuxはその壁を乗り越える手段として有望で、セキュリティ・パフォーマンス・互換性の面でも大きな、進化を遂げています。Zorin OS 18の成功は、こうしたニーズに的確に応えた結果と言えるかもしれません。
