
macOS Tahoeリリース後、一部の開発者がElectronアプリで深刻なパフォーマンス問題が発生していること発見しました。
Electronアプリがウィンドウの角丸処理を独自に上書きしていたため、Mac のレンダリングシステム全体が過負荷になり、スクロールのカクつきなどが発生していたのです。しかもパフォーマンス低下による影響は発生源のElectron アプリだけでなく、SafariやFinderなど他のアプリにも及んでいました。
その後、Electronアプリは個別のアップデートで問題への対応を行っていましたが、AppleはmaacOS Tahoe 26.2のベータ版で、Electronアプリがシステム全体に悪影響を与えないようにするための根本的な修正を導入しています。
不具合の問題の原因は、Electronが非公開のAppKit APIを不正に利用していたことにあり、Appleはこれを封じることで、問題の解決を図った模様です。
macOS Tahoe 26.2は、他にもWebカメラの照明を改善する機能「Edge Light」や、複数のMacをクラスタ構成で利用するためのThunderbolt 5インターコネクトの追加など、いくつかの新機能が追加される予定です。正式リリースは12月中旬ごろとみられています。
[via 9to5Mac]
