
Windowsの「Run」ダイアログ(「ファイル名を指定して実行」ダイアログ)は、20年以上ほぼ変わらず使われてきた古いUI要素です。近年変更されたのはダークモード対応くらいで、大きな進化はありませんでしたが、最新のWindowsプレビュー版で、ついに刷新の兆しが見えています(Neowin)。
Windows情報に詳しい@phantomofearth氏は、近日公開予定のモダンな「Run」ダイアログのスクリーンショットを投稿しています。
Windows 11 is getting a modern Run dialog! Build 26534 ships with bits for it, here's a first look: pic.twitter.com/K0kWO8ltSe
— phantomofearth ☃️ (@phantomofearth) December 4, 2025
新しいRunアイアログは、入力ボックスが拡大し、視認性と操作性が向上しています。履歴表示機能も搭載し、過去に入力したコマンドが一覧で表示され、再利用が容易になっているそうです。
入力した実行ファイルに対応するアプリのアイコンが自動で表示され、識別しやすくする工夫がされている一方、従来あった「参照」ボタンは削除され、よりシンプルな設計になっています。
By default the old Run dialog will still be used, to get the new one you'll have to go to Settings > System > Advanced and toggle "Run dialog" on. pic.twitter.com/PzoTXdSQTL
— phantomofearth ☃️ (@phantomofearth) December 4, 2025
なお、新旧Runダイアログは並行して提供され、デフォルトでは従来版が使われるものの「設定 > システム > 詳細設定」から新しいRunダイアログを有効化することができる仕組みとなっています。
この機能はまだプレビュー版に隠された状態で、Microsoftから公式発表はありませんが、今後のアップデートで正式に導入する可能性が高いと考えられます(個人的には「参照」がなくなっているのが気になります…)。
