WSL環境でVPNが繋がらない?Windows 11アップデートKB5067036以降で障害発生中

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2025年10月以降のWindows 11アップデート(KB5067036やKB5072033など)を適用した環境で、Windows Subsystem for Linux(WSL)におけるVPN接続が正常に動作しない不具合が発生しています。

KB5067036の既知の不具合に、以下のような項目が追加されています。

この問題は2025年10月28日にリリースされたWindows 2025年10月の非セキュリティ更新プログラム(KB5067036)またはそれ以降の更新プログラムをインストールすると、「Windows Subsystem for Linux(WSL)のミラーリング ネットワーキングモードが一部のサードパーティ製VPNで問題を引き起こす可能性がある」というものです。

ミラーリングネットワーキングモードは、WSL2のネットワークをホストPCと同じネットワークに直結させる仕組みです。

問題が発生すると、Windowsホストが同じ宛先にアクセスできるにもかかわらず、「ホストへのルートがありません」というエラーが表示される場合があり、VPN経由での企業リソースへのアクセスが不可能になったり、VPN依存サービスで障害が発生したりする可能性があります。

VPNアプリケーションの仮想インターフェイスがARP(アドレス解決プロトコル)要求に応答しないために発生し、Cisco Secure Client(旧Cisco AnyConnect)およびOpenVPNが影響を受けることが確認されています。一般家庭のWindows Home/Proユーザーは影響を受けにくいとのことです。

Microsoftは不具合の原因を調査中で、修正や回避策はまだ提示されていません。

[via BleepingComputer]

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