Windows 11のNVMe SSDを爆速化するハックが早くも発見

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Microsoftは先日、Windows Server 2025向けに、新しいネイティブNVMeドライバーの提供を開始したことを発表しました。

新しいネイティブドライバーはNVMeコマンドをSCSIに変換しないため、IOPS向上・レイテンシ低減・CPU効率改善といったメリットが期待できます。

新しいドライバーはあくまで「Windows Server 2025」向けのものですが、実はWindows 11でも動作することが判明しています。レジストリに3つの値を追加するだけでWindows 11 でも有効化でき、SSD性能が大幅に向上したという検証結果が報告されています(Reddit)。

ただし対応しているSSDに制限があり、重大な不具合が発生するという報告もあるため、メインPCでは実行しないことが推奨されています

目次

レジストリ変更方法

管理者権限でコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行します。

reg add HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Policies\Microsoft\FeatureManagement\Overrides /v 735209102 /t REG_DWORD /d 1 /f

reg add HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Policies\Microsoft\FeatureManagement\Overrides /v 1853569164 /t REG_DWORD /d 1 /f

reg add HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Policies\Microsoft\FeatureManagement\Overrides /v 156965516 /t REG_DWORD /d 1 /f

使用中のドライブが旧ドライバーを使用しているか、新ドライバーを使用しているかを確認するには、デバイスマネージャーを開き、「ディスクドライブ」から対象ドライブのプロパティを開き、「ドライバー」タブから「ドライバーの詳細」ボタンをクリックします。

注意点とリスク

レジストリ変更には以下の注意が必要です。

  • レジストリ編集により最悪Windowsが起動不能になる可能性あり
  • バックアップ必須(システムイメージ推奨)
  • 一部SSDツール(Samsung Magician、WD Dashboardなど)で不具合報告がある
  • すべてのNVMe SSDが対応する保証はない
  • パーティション構造が変わったという報告もあり、慎重さが必要

まとめ試す価値はあるが"危険性大"

新NVMeドライバーを使用すると、特にPCIe 4.0 SSDで10〜45%の性能向上が期待できます。ただし、Microsoft非公式の方法であり、リスクを理解した上級ユーザー向けの"自己責任ハック"である点は忘れてはいけません。

SSD価格が高騰する中、無料で性能を引き出せるのは魅力的ですが、安定性を重視するユーザーは慎重に判断する必要があります。

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