
Windowsのプロダクトキー認証では、長年「最後のオフライン手段」として電話認証が使われていました。しかしここ最近、電話認証が実質的に利用できなくなっていることが明らかにになっています(Neowin)。
Microsoftは昨年、非公式のKMS系のオフライン認証を封じましたが、認証方法の変更は、公式の認証方法である電話認証にも及んでいます。
電話認証が突然できなくなったという報告
電話認証ができなくなったという報告は、2025年末ごろから行われてます。
Microsoft LearnフォーラムにWindows 11のユーザーが「電話認証できない」と投稿したのが発端でしたが、調査が進むにつれ、Windows 10やWindows 7でも同じ現象が起きていることが判明します。電話番号にかけると、自動音声は次のように案内するとのことです。
「サポートはオンラインに移行しました。オンライン認証ポータルをご利用ください。」
つまり、電話認証のための自動応答システムそのものが停止している状態です。

興味深いのは、Microsoftの公式サポート文書には依然として、「電話での認証が可能」であるという記述が残っていることです。しかし実際には認証できないことから、仕様変更と文書更新のタイムラグが発生していると考えるのが自然です。
Microsoft はすでに「電話認証廃止」を示唆していた
あまり知られていませんが、Microsoftは12月中旬にブログで電話認証の終了を周知しており、今回の現象はその情報と位置しています。
ブログ記事では影響を受ける製品の詳細は明示されていませんが、今回の報告、およびアクティベーションサーバーの仕組みの変更であることから、Windowsの全バージョンが影響を受けていることがわかります。
まとめ:Windows のオフライン認証は歴史的な転換点を迎えた
電話認証は、ネット接続が難しい環境での最後の公式手段として、工場の生産ライン、研究所の隔離ネットワーク、企業の閉域環境、官公庁のセキュアセグメントなどで使われてきました。
Microsoftはその代わりとして「ライセンス認証ポータル」を利用する認証方法を準備しているため、電話認証を利用している環境では新しい方法を確認しておくと安心です。
Microsoftの「公式ドキュメント」の記述が混乱を招いていますが、大量に存在するドキュメントすべての更新が終わるまでもう少し時間が必要なのかもしれません。
