
Microsoftが、長年ユーザーから不満が寄せられてきた「Windows Search(検索機能)」を大幅に改善する計画を進めていることが明らかになりました。
Windows Shell(スタート・タスクバー・検索など)を統括するTali Roth氏がユーザーの投稿に直接返信する形で明らかになった情報です。同氏はネイティブWindows Searchを望むユーザーからの投稿に対し「検索機能には多くの改善が予定されています。よりシンプルで、操作の邪魔にならないようにすることは、間違いなくその一環です!」と回答しています。
We've got a lot of improvements coming for search - simpler and less distracting are definitely in the mix!
— Tali Roth 🪟 (@TeaAndDates) March 21, 2026
これまで「遅い」「見つからない」「広告だらけ」「Web結果が邪魔」といった不満の声が絶えなかった、Windows 11 の最大の弱点が解消することが期待されます。
Windows Searchの改善ポイントは?
Windows 11の検索機能はここ数年表示が遅く、UIが複雑化するなど迷走していました。
ローカルファイルがみつからず、アプリよりBingのWeb検索結果が優先され、広告・おすすめ・ニュースなどの余計な情報が大量に表示される状態です。検索欄を開くだけで「AIツール」「人気レシピ」「トレンドニュース」などの情報がならぶなど、「検索」ではなく、Bingコンテンツのハブとなっていました。
Tali Roth 氏は複数のユーザーに返信する形で、次のような改善を進めていると説明します。
まず検索結果の「ランク付け」の改善です。これまでBingの提案や外部コンテンツが優先されてしまうケースが多かったのに対し、今後はインストール済みアプリが最優先で表示され、Recycle Bin(ごみ箱)などの基本的なシステム機能も確実にヒットするようになります。ローカルファイルはWeb結果より上位に配置され、意図しないBingの検索候補が紛れ込む状況も抑えられる見込みです。
UIについても、よりシンプルで集中しやすい設計へと方向転換されます。検索パネルに並んでいたおすすめや広告、ニュースといった余計な要素は減らされ、視覚的なノイズが取り除かれます。検索ボックスに文字を入力すれば、すぐに必要な結果が返ってくるという、本来あるべき予測可能な動作へ回帰する形です。
さらに、内部構造の改善としてネイティブ化も進められます。WinUI 3などのネイティブUIフレームワークへ移行することで、これまで遅延の原因となっていたWebベースのコンポーネントを減らし、全体的なレスポンスが向上します。結果として、検索体験そのものがより軽快でストレスのないものへと変わっていく予定です。
2026年、Windows 11は大きな転換点に
Microsoftは現在、検索を含めたWindows 11の大規模な改善を進めています。ファイルエクスプローラーや、更新システム、シェル全体の動作の改善、UIの一貫性の向上といった、OSの基礎部分の改良が行われる予定で、期待通りの改良が進めば、Windows 11がようやく一つの完成形に近づく年になるかもしれません。
[via Windows Latest]
