
2026年9月の月例更新プログラムを適用したWindows環境で印刷に関するトラブルが発生していることがわかりました。Windows Server 2022やWindows 10/11を跨いだ共有プリント環境で不具合が報告されており、企業環境では特に影響が大きいと考えられます。
今回の問題は、9月の累積更新で更新された複数の共有プリントドライバ関連ファイルが原因とみられ、以下のような現象が発生しています。
- Windows Server 2022のRemote Desktop Session Host上で、32bitアプリから印刷するとUNIDRVUI.DLLの「Entry Point Not Found」エラーが発生。
- Dymo LabelWriter 450 TurboなどのType 3(v3)プリンタで、共有プリンタに接続できず0x00000006エラーが表示される。
- HP Universal Printing PCL 6やAdobe PDF Converterなど複数のドライバが影響を受けている。
- Windows 10クライアントが、最新パッチ適用済みWindows 11共有プリンタへ接続すると同様の問題が発生。一方で、Windows 11 → Windows 11の組み合わせでは問題が出ないケースもある。
これらの症状は、C:\Windows\System32\spool\DRIVERS\x64\3\に配置される共有ドライバフレームワーク、PS5UI.DLL、PSCRIPT5.DLL、UNIDRV.DLL、UNIDRVUI.DLL、UNIRES.DLLが書き換えられたことが関係している可能性が高いと予想されています。
実際ある管理者は更新前のUNIDRV系DLLを戻すことでHP Universal Printing PCL 6が復旧したと報告しており、これは、個別ドライバではなく共通フレームワーク側の不具合である可能性を示唆しています。ただし、これは不具合の原因を確定するものではなく、環境によっては別の要因が絡む可能性もあります。
目次
まとめ:企業環境は注意、暫定的な回避策の検討を
今回の印刷トラブルは、Windows ServerとクライアントOSの組み合わせによって発生する複雑な問題で、企業の運用に大きな影響を与えています。Microsoftが正式に問題を認めるまでは、以下のような対策を検討する必要があります。
- 影響を受けた環境では 更新前のドライバファイルへ戻す(自己責任)
- 共有プリントサーバーの構成を見直す
- 影響のない Windows 11 同士の組み合わせを暫定的に利用する
Microsoftの早期の対応が望まれます。
[via Neowin]
