
Windows 11からAI機能を取り除くための便利ツールRemoveWindowsAIで、思わぬ副作用が発生していることがわかりました。
特にWindows 11の古いバージョンを使っている場合に、Windows UpdateのタイミングでファイルエクスプローラーのUIがWindows 10風に戻ってしまうなど、現代的なインターフェイスが壊れる問題が発生しているようです。
この問題は、ツールが生成する「静的なアップデートクリーンアップスクリプト」が原因で、最新のWindows 11へ更新した際に、不要な削除処理が勝手に走ってしまうことが原因だと考えられています。削除処理の結果、AI関連コンポーネントや新しいUI部品が消され、システムが古い状態に巻き戻ったような挙動が起こる模様です。
どんな環境で問題が起きているのか
報告によると、影響を受けているのは以下のような環境です。
- Windows 11 25H2(x64)
- ビルド26200.9457 → 26200.9550への更新時
- RemoveWindowsAIの旧インストールが残っている状態
特に「RemoveAI-UpdateCleanupChecker」というタスクが残っていると、更新のたびに古い削除ルールが実行され、レジストリや ProgramData内のスクリプトがUIを壊してしまいます。
Windows 11は、定期的な大型アップデートで新機能を「まとめてオンにする」仕組みを採用しています。つまり、普段の累積アップデートで機能が徐々に追加され、25H2や26H2のような大きな更新ではスイッチを入れるだけという状態になっています。
この構造のため、通常の更新でもOS内部のコンポーネントが頻繁に入れ替わり、RemoveWindowsAIのような特定機能を削除するツールの、古いルールによって、最新環境を壊してしまうリスクが高まっていると考えられます。
回復のために必要な操作
問題を報告したユーザーは、以下の手順で UI を復旧できたと述べています。
- RemoveAI-UpdateCleanupChecker タスクを無効化
- レジストリのHKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FeatureManagement\Overrides\8\1561856655のEnabledStateを1に設定
- システムを再起動
- 古いクリーンアップタスクはそのまま無効化したまま、KB5124010をインストール
この操作により、最新のファイルエクスプローラーのUIが再び有効になり、古い削除ルールの影響を受けなくなるとのことです。
まとめ
RemoveWindowsAIは便利なツールですが、Windowsの内部仕様が変わった状態で、古いスクリプトが残っていると今回のような深刻なUI崩壊を招く可能性があります。安定性を重視したPCでは使用を避けるべきで、もし使う場合でも、タスクやスクリプトが最新の状態かどうかを定期的に確認する必要があります。
[via Neowin]
