「RAMが高いからOSを軽くする」Microsoftの新しいメモリ戦略

[PR]記事内のアフィリエイトリンクから収入を得る場合があります
  • URLをコピーしました!

2026年、MicrosoftはWindows 11のメモリ使用量を大幅に見直し始めました。

これは単なる最適化のための改善ではなく、「メモリ価格の高騰」という業界全体の問題が背景にはあるようです。

WindowsチームのトップであるPavan Davuluri氏は、Inside Windows Podcastのなかで「メモリは今、私たち業界にとって最大の関心事だと思います。特に、あらゆるコンピューターでメモリのコストが上昇していることを考えるとなおさらです」と語り、メモリ価格の上昇がOSの設計そのものに影響を与えていことを明らかにしています。

目次

メモリ価格の高騰が PC 業界に与えた影響

AIデータセンター需要の爆発により、DRAMやNANDの価格は2026年にかけて上昇を続けています。メーカーがHBMやサーバー向けDRAMに生産を振り向けた結果、一般向けPCメモリの供給が圧迫されました。

その結果、次のような逆転現象が発生しています。

  • OEMが再び8GB RAMのノートPCを標準構成に戻す
  • Microsoft自身も8GB Surface Laptopを1,299ドルで販売
  • かつて推奨していた32GBの記述をドキュメントから削除

Windows 11 が取り組むメモリ最適化の中身

Microsoftは「RAMクリーナ」のような魔法の技術の開発を進めているわけではありません。OSの基盤からアプリのフレームワークまで、全層でメモリ効率を改善する長期プロジェクトを進めています。

これには、メモリの圧縮やプラットフォーム全体のRAMの使用効率の向上、WinUI 3の軽量化、オプション機能(AI機能を含む)を使うときにだけメモリを使う設計へ変更する、といった改善が含まれます。

また、Teams、Clipchamp、WeatherなどMicrosoft自身のアプリがRAMを大量に使用するWebView2ベースで作られている点に関しても、改善が行われる可能性があります。

Windows 11は8GB RAM時代に対応できるか?

現在、AIブームによるメモリ価格の高騰が続き、OEMのPCが8GB構成に戻りつつあります。Microsoft は長年「RAMは多いほど良い」としてきましたが、今は逆に「RAMが高いからOSを軽くする」という皮肉な展開になっています。8GB RAM時代にWindows 11が対応できるのか大きな転換点となりそうです。

[via Windows Latest]

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次