
macOS 27で強化されたApple Intelligenceは便利な一方、従来よりストレージを多く消費するようになった点がユーザーの不満となっています。
macOS 26では最大7GBだったAIモデルの容量が、macOS 27では最大14GBへと倍増し、特に256GBモデルのMacにとっては無視できない容量となっています。AppleはApple Intelligenceをオフにするための設定を提供しておらず、AI機能を使わないユーザーにとってストレスがたまる状況です。
そんな中、不要なAIモデルを削除して12GB以上の容量を取り戻せるというオープンソースツール「RemoveMacAI」が登場し、注目を集めています。
RemoveMacAIとは何をするツールなのか
開発者Om Lahore氏が公開したRemoveMacAIは、Appleが提供する制限キー(restriction keys)を利用してApple Intelligenceを無効化し、関連するモデルを削除する仕組みです。さらに、macOSが再度モデルをダウンロードしないようブロックする設定も含まれています。

削除・無効化される主な機能は以下の通りです:
- Siri(Hey Siri含む)やメニューバーのアイコン
- Writing Tools、Genmoji、Image Playground
- ChatGPT拡張機能
- メール・メッセージ・Safari・通知などの要約機能
- スマート返信、テキスト予測
- Spatial Photos、Photos Clean Up
- Xcodeの予測コード補完
- Apple Intelligenceの基盤モデル全般
一方で、音声入力(Dictation)は別設定のため利用可能とのことです。
インストールは簡単でcurlやHomebrewを使います。
curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/omlahore/RemoveMacAI/main/install.sh | bash
あとは、インストールされたremovemacaiコマンドを実行します。
- removemacai
現在の状態を表示し、その後Apple Intelligenceをオフにします。 - removemacai status
各機能の状態と、ディスク上にあるモデルのサイズを表示します。 - removemacai off--keep<features>
指定した機能だけはそのまま残し、それ以外のApple Intelligence機能をオフにします。すでにオフになっている機能は、あなたがオンにするまでオフのまま維持されます。 - removemacai off--dry-run
変更内容を「適用せずに」表示します。実際には何も変更されません。 - removemacai revert
RemoveMacAIが行ったすべての変更を元に戻します。 - removemacai features
--keepで指定できる機能名の一覧を表示します。
利用時のリスクと注意点
RemoveMacAIはSIP(System Integrity Protection)を無効化する必要がなく、オープンソースで透明性も高いツールです。しかし、以下の点から慎重に検討する必要があります。
-
macOSアップデートで動作が変わる可能性
Appleが内部仕様を変更すれば、モデル削除ができなくなったり、予期せぬ挙動が発生する可能性があります。 -
サードパーティアプリへの影響
Appleのオンデバイスモデルを利用するアプリは、機能が制限されたり動作しなくなる可能性があります。 -
Appleがツールをブロックする可能性
GitHubから削除される、macOS側で制限が強化されるなど、将来的な不確実性があります。
まとめ
RemoveMacAIは、Apple Intelligenceを使わないユーザーにとって魅力的な選択肢です。ストレージを大きく取り戻せるメリットは確かにありますが、「非公式のシステムレベル変更」を行うため、macOSの将来のアップデートやアプリの動作に影響する可能性があります。安定性を重視するなら慎重な判断が求められます。
[via 9to5Mac]
