25,000個ものHDDを使用しているオンラインストレージサービスBackblazeが、「What Hard Drive Should I Buy?」(どのHDDをかえばいいの?)という興味深い調査結果を公開しています。
Backblazeが使用しているHDDは、Seagate、Hitachi、Western Digital製が大多数ですが、Toshiba、Samusungも少数ながら使われており、ほとんどのHDDメーカーを網羅しています。どのメーカーのどのモデルのHDDが信頼性が高いかとても興味深いですね。
1年間のエラー率
まずは通年のエラー発生率をグラフにしたもの。日立 > Western Digital > Seagate の順に信頼性が高いことが分かります。
3年間の生存率
こちらは36ヶ月(3年間)の生存率。こちらでも日立 > Western Digital > Seagate の順になっています。
なんとなく世間の評価でも、信頼性の日立といった印象がありましたが、実際に数字でも裏付けされたことになります。ソースサイトではモデルごとのエラー率も表にしてまとめられているので参照してください。
まとめ
結局どのドライブを買えばよいのかということが気になります。Backblazeでは現在、Seagate Desktop HDD.15 (ST4000DM000)という4TB HDDを好んで使っていて、他にWestern Digital 3TB Red (WD30EFRX)もお好みのようです。
Western Digital Green 3TBドライブとSeagate LP (low power) 2TBドライブは避けられていて、これはBackblazeの環境ではスピンダウンにともなう振動によりエラーレポートがあっという間に増えてしまうからということ。
個人的に鉄板のWD Green 3TBがダメ扱いなのはちょっとショックでしたが、これは環境の差もあるでしょうね(ということにしておこう)。
日立の技術がWestern Digitalに取り入れられて、信頼性が向上していくことに期待。