対局前から盤外の話題で盛り上がっていた、第3回将棋電王戦第2局が、両国国技館で行われ、将棋ソフト「やねうら王」が佐藤紳哉六段に勝利しました(日経新聞)。
戦型はやねうら王の四間飛車vs佐藤六段居飛車穴熊。人間の対局では居飛穴が圧倒的有利の構えとされていますが、この対局では四間飛車のやねうら王が終盤じわじわ評価値の差を広げていき、そのまま勝利をつかみました(途中角をとって佐藤六段が盛り返した場面もあったのですが)。
対局後の会見で佐藤六段は「自分が弱い」と発言したそうですが、外野からみてる分にはやはりソフトの隙のなさが目立った戦いではないかと思います。
次回は、序盤中盤終盤隙がないことで有名な豊島将之七段が「YSS」と戦います。豊島七段は若手のホープなので今度こそ勝てるかどうか…。注目です。
そういえば今回は対局中に、ロボットアーム電王手くんが何回か止まってしまうトラブルがありました。次回はその辺も万全にしておいてほしいですね(暴走しそうで怖かったです)。