第3回将棋電王戦の第4局が小田原城で行われ、将棋ソフトのツツカナが森下卓九段に勝利。ソフト側の3勝1敗となりプロ棋士側の負け越しが確定しました(朝日新聞、マイナビニュース)。
将棋は、森下九段らしい相矢倉のじっくりした展開。中盤まで互角の評価値を保ったものの、終盤にかけてじわじわとツツカナがリードを広げ、そのまま押し切る形となりました。このパターンは電王戦でプロ棋士側が負ける時の定番パターンとなりつつあり、互角の形勢で終盤にもつれ込むと、コンピューターに勝利するのはかなり難しいことがあらためて証明されました。
もっとも、将棋の内容としては、プロ棋士がまともにコンピューターソフトと対局したらこうなるという形を体現していて興味深いものでした。対局後の会見で森下九段が(検討のための)盤駒の使用を主張していたのもおもしろいです。
チェスの世界では、人間がコンピューターの補助を借りて戦うアドバンスチェスというものがあるので、将棋でも補助装置を使って対局するアイデアがあっても良いかもしれません(実際、将棋でもアマチュア強豪が戦うアドバンスド将棋の試みが行われているらしい)。
残りは1試合になりましたが、最後の砦、屋敷9段は勝利できるのか。要注目です。