Rubyをただ使うだけではなく、内部構造まで知り尽くしたい!というディープな開発者のための技術書「Rubyのしくみ Ruby Under a Microscope」がオーム社より11月28日発売されます(オーム社)。価格は3,456円。
同書はRubyの処理系がどのように実装されているか分かりやすく解説した技術書で、豊富な図で視覚的に説明し、C言語が苦手な読者でもついていけるよう配慮されています。
目次によると、Rubyスクリプトが読み込まれた後、字句解析/構文解析を経て、コンパイルされ実行されるまでの一連の流れや、オブジェクト、クラス、メソッドなどRubyの特徴的な内部構造の解説、MRIと他の処理系の違いなどRubyという言語処理系に興味のある方にとって興味深い情報があますことなく盛り込まれているようです。
ちなみに「Rubyのしくみ Ruby Under a Microscope」は、もともと著者Pat Shaughnessy氏が電子書籍として自主出版し、それが話題となって米国No Starch Press社から再出版、その後日本でオーム社から出版されるというユニークな経緯をたどっています。オリジナル版のサイトで第六章のPDFがダウンロードできるのでこれを読めば内容をイメージしやすいかもしれません。
日本語読めるRubyの内部構造解説本としては「Rubyソースコード完全解説」が有名ですが、現在既に販売されていないので(プレミア価格化)、この本に期待している技術者は多いかもしれません。