iOSアプリを開発していると、テストやデバッグのためにシミュレーターに格納されたアプリのデータにアクセスしたいことがよくあると思います。しかし、シミュレーターのデータは、フォルダ階層の奥深くに眠っているため、毎回そのフォルダを開くのは大変な作業でした。
「SimulatorManager」はこの問題を解決すべく開発された、シンプルなMac用のメニューバー常駐型のアプリです。
起動すると、インストールされたiOSシミュレーターと、シミュレーターごとにインストールされているアプリが一覧表示され、選択するとそのアプリのデータフォルダを直接Finderで表示することができます。
使い方
例えば上の図で、シミュレーターのiPhone 6(iOS 8.1)には、Foxbrowser、Swift-Gif、その他アプリがインストールされていて、FoxbrowserとSwift-Gifにはデータフォルダが存在していることがわかります(黄色三角はデータフォルダが存在しないアプリです)。
↑Swift-Gifを選択するとフォルダ階層の奥深くにあるSwift-Gifデータフォルダを開くことができました。
ちょっとした工夫ですがこの積み重ねが開発効率にものをいってくるのかもしれません。SimulatorManagerはオープンソースのMITライセンスのソフトウェアです。自前でコンパイルしても良いですがバイナリをダウンロードすることもできます。