Appleのアプリ開発用言語として大きな注目を集めているプログラミング言語「Swift」。まだ新しい言語だけあって、様々な定石や規約が出揃っておらず、どのように書けばベストなのか迷っている開発者の方も多いかもしれません。
そのようなときに参考になりそうなGitHub社のスタイルガイド、「Swift Style Guide」と、その日本語訳「Swiftコーディング規約」が公開されています。
同スタイルガイドは、Swiftプログラムの精密さや厳密さを向上させ、エラーを減少させることを目的としたガイドラインで、例えば、「(タブよりスペースを使うといった)空白の使い方」から、「可能な限りlet宣言をvar宣言より優先する」、「オプショナル型の開示指定は避ける」、「暗黙的開示オプショナル型の使用を避ける」などシンタックスの細部に至る、様々な指針が提示されています。
if let foo = foo { // 開示された`foo`の値を使う } else { // 必要な場合はここでオプショナルがnilの場合の処理を行う }
↑例: オプショナル型の開示指定は避ける
この規約はGitHub社にとってのベストなガイドラインなので、あらゆる場合に当てはまるものではないとの指摘もありますが、それを踏まえて参考にすることはできると思います。ちなみに日本語訳はjarinosuke氏によって翻訳され、Swift 言語仕様翻訳において詳解Swiftを参考にしたとのことです。