一部のユーザーから不満のあった、Chrome for Macの弱点がついに解消されることになるかもしれません。GoogleのシニアソフトウェアエンジニアPeter Kasting氏は、Chrome for Macに対し、バッテリー消費とパフォーマンスを改良するため、多数の修正を行っていることを発表しました(MacRumors、The Verge)。
内部的な修正の数々
チームは、Chrome for Macの内部的な改良に取り組んでいて、例えば、フォアグラウンドタブを優先的に描画し、バックグラウンドタブの描画プライオリティを下げることで、アイドル時のCPU消費を避けることに成功。
Before: On a Google search results page, using Safari's user agent to get the same content that Safari would, Chrome incurs ~390 wakes over 30s and 0.3% CPU usage vs. Safari’s 120 wakes over 30s and 0.1% CPU usage.
Now: 66% reduction in both timer firings and CPU use. Chrome is now incurring ~120 wakes over 30s and 0.1% CPU use, on par with Safari.
Google検索結果や、Amazonなど、Webサイトを表示する際のパフォーマンスやCPU使用率で、ライバルであるSafariより優れた結果を叩き出すことに成功しています。
改良はまずChromiumに適用され、通常版Chromeはその後という手順になるようです。SafariとChromeが切磋琢磨してより寄りブラウザが開発されることに期待したいと思います。