Raspberry Pi Foundationは2月29日、Raspberry Piの新型モデル「Raspberry Pi 3 Model B」を発表しました(raspberrypi.org、Ars Technica、GIGAZINE)。価格はRaspberry Pi 2と同じく35ドル。RSオンラインでは4,815円で近日中に発売予定となっています。
Raspberry Pi 3 Model Bは、Raspberry Pi 2とほぼ同じ外観とサイズを保ったまま、プロセッサ速度の大幅な向上や、802.11 b/g/nワイヤレスLAN、Bluetooth 4.1インターフェイスによる接続性の改良が行われた新モデルです。ただし高機能化の代償としてこれまでより大容量の2.5 A電源が必要とする点に注意が必要かもしれません。
Pi 3の特長と利点は以下の通りです:
•Broadcom BCM2837チップセット、動作周波数1.2 GHz
•64ビットクワッドコアARM Cortex-A53
•802.11 b/g/nワイヤレスLAN
•Bluetooth 4.1 (クラシック及びLow Energy)
•デュアルコアVideoCore IV®マルチメディアプロセッサ
•1 GB LPDDR2メモリ
•最新のすべてのARM GNU/Linuxディストリビューション及びWindows 10 IoTをサポート
•2.5 A電源用microUSBコネクタ
•10/100イーサネットポート x 1
•HDMIビデオ/オーディオコネクタ x 1
•RCAビデオ/オーディオコネクタ x 1
•USB 2.0ポート x 4
•GPIOピン x 40
•チップアンテナ
•DSIディスプレイコネクタ
•microSDカードスロット
•寸法: 85 x 56 x 17 mm
FAQによると、Raspberry Pi 1 / 2の生産は今後も継続して行われるとのこと。安価な割に性能はそこそこといった印象のあったRaspberry Piですが、立て続けのバージョンアップで一気に性能が向上してきました。今後も電子工作好きにとっては見逃せないデバイスとなりそうです。