Redox開発チームは20日、Rustで作られたUnix風のオープンソースオペレーティングシステム「Rudox」の最新版v0.3.3をリリースしました(Hacker News)。
最新版ではISOファイル使用時のメモリ使用量が1300MBから480MBに激減したほか、多数の不具合の修正や、多数の改良が行われています。
カーネルでは、ライブファイルシステムの実装の改良や、TLSマッピングの修正、pipeイベントの実装、crash dumpsの改善、デバッグコードの改良が行われています。coreutilsではmvのディレクト取り扱いが修正され、nesstackでは接続時にイベントを送信する修正や、Cソケットの改良が行われています。
RedoxはRustの先進的な機能を利用し、モダンなマイクロカーネルや、フルセットのアプリケーションが動作する環境を構築することを目指して開発が行われています
Orbitalと呼ばれるウィンドウシステムを利用しGUIもサポートしています。QEMU等の仮想マシンでの動作方法もドキュメントには掲載されています。興味を持った方は試してみてはいかがでしょうか。