先日お伝えしたとおりmacOS Mojaveでは、macOS High Sierraでサポートされていた2010年〜2011年に製造されたMacがサポート外の機種となっています。
通常の手段ではmacOSをサポート外のMacにインストールすることはできないのですが、これを可能にする試みが毎年行われており、今年もMacRumorsのフォーラム「macOS 10.14 Mojave on Unsupported Macs Thread」にて活発な情報交換が行われている模様です。
フォーラムのモデレーターdosdude1氏(macOS High Sierra Patcher作者)がまとめた情報によると、以下のMetalが動作するGPUを搭載した機種、あるいはkextsをロードできるHDグラフィックスを搭載機した機種で、macOS Mojaveが動作する可能性があるとのこと。
- Xserve 2008 (if we can fix the crash; Nvidia GPUs only until SSE4.2 emulator made)
- Xserve 2009
- Mac Pro 2008 (if we can fix the crash; Nvidia GPUs only until SSE4.2 emulator made)
- Mac Pro 2009
- iMac Mid-Late 2011 (Thunderbolt GPU only)
- MacBook Air Mid 2011
- MacBook Pro i5/i7 Mid 2010-Late 2011 (only the ones with HD Graphics or Thunderbolt GPU, 320M/330M won't work, see above for why)
- Mac Mini Mid 2011 (only the ones with HD Graphics, or Thunderbolt GPU, not AMD; see above for why)
また以下の機種はThunderbolt経由の外部GPUを利用できる可能性もあるそうです。
- MacBook Pro (Early/Late 2011)
- MacBook Air (Mid 2011)
- Mac mini (Mid 2011)
- iMac (Mid 2011)
MacBookなどで多く採用されているAMD GPUに関しては、日進月歩で状況が変わっており、更新情報が随時追加されている状況です。
現在まだ手軽に試せるパッチの形としては提供されていませんが、今後一般ユーザーも試せる形式でツールがまとめられる可能性もあります。
パッチで非互換機にmacOSをインストールした場合、トラックパッドなど一部ハードが正常に動かない場合もあり、過大な期待は禁物ですが、macOS MojaveがインストールできないMacを所有している方は、上記フォーラムの進捗状況に注目しておくと良いかもしれません。