現在スマートフォンはもとより、タブレットやノートPCなどでも、ディスプレイ側にフロントカメラを搭載したデバイスが多数存在します。
これらデバイスに搭載したカメラの使用は、OSのセキュリティ機能によって厳重に防御されているはずですが、それでもハッカーによって知らないうちに使われる危険性は無視できないと考える人も多いようで、例えばNSAの内部告発を行ったEdward Snowden氏や、FacebookのMark Zuckerberg氏などの著名人もノートPCのカメラをテープで防ぐことを推奨しています。
これより少しエレガントな方法として、Webカメラを物理的に塞ぐステッカーなども人気になっているそうですが、The Vergeは、最近発売された EliteBooks のように組み込みのWebカメラカバーを搭載するのがさらによい解決策だと提言しています。
同様にスマートフォンに関しても、OppoのFind Xのようなポップアップ式や、DoogeeのMix 4のようなスライド式によってカメラを物理的に隠すことができるとしています。
もちろんWebカメラだけをカバーしても、マイクによる録音は防ぐことはできませんが、音声は動画の流出によると影響力が低く、緊急性は低いと言えるかもしれません。
個人のプライバシー情報が重要視されている現代、ハッキングされれば圧倒的な脅威となりうるカメラを物理的に防ぐ手段が準備されても良い頃かもしれません。