Microsoftは8月27日(現地時間)、正式公開に向け開発中のターミナルソフト「Windows Terminal」のプレビュー版「Windows Terminal Preview v0.4」をリリースしたことを発表しました。
Windows TerminalはWindow 10 Version 1903以降の環境に対応した無料ソフトで、Microsoft Storeからダウンロードして使用することができます。
v0.4では設定機能の強化や、キーバインディングの拡充、コピー機能の強化、アクセシビリティ関連のアップデートなど多数の変更が行われています。
まず設定関連では、profiles.jsonファイルがRoamingStateフォルダからLocalStateフォルダに移動されました、設定がデバイス間で自動的にローミングされなくなり、あるマシンで参照されているフォントが他方に存在しないためターミナルがクラッシュするといった問題が解決しています。
その他v0.3で追加された"tabTitle"オプションの既定の動作の変更や、profile.jsonが読み込めない場合、何が間違いかを案内する警告メッセージも追加されています。
キーバインディングに関しては、欧州のキーボードに存在する「AltGr」キーの検出に対応したほか、「Ctrl + Shift + Space」によってタブのドロップダウンを開くことが可能になっています。
またターミナルで選択しただけでクリップボードにコピーされる"copyOnSelect"設定(デフォルトfalse)の追加や、HTMLデータのコピー機能、アクセシビリティ機能の強化などが行われています。
詳細は公式ブログで確認可能です。