Bloombergは11月21日(現地時間)、Appleが、iOS、macOS、watchOS、tvOSの開発とテストの方法を全面的に見直し、新しいアプローチを導入すると伝えています(MacRumors)。
Appleの新しい戦略は、来年リリース予定のiOS 14の開発にすでに適用されているとのこと。開発体制の見直しは、過去2ヶ月かで8つのアップデートが公開された不具合の多いiOS 13の反省を踏まえたものと見込まれています。
新しいプロセスでは、「フラグ」と呼ばれる機能によって、開発中の未完成な機能やバグがある機能を個別に有効あるいは無効にすることが可能となるそうです。これは全体的な安定性を維持するため、GoogleやMicrosoftなど他のハイテク企業でも一般的に使用されている手法です。
またアップデートの安定性を高めるため、iOS 14の一部の機能を2021年まで遅らせることも検討されている模様。最近ではかなり安定したリリースだったiOS 12でも一部の機能をiOS 13に遅らせる同様のアプローチが取られていたとのことです。
Appleが今年リリースしたiOS 13やmacOS Catalinaに関しては、かなりのユーザーが安定性に関する不満を訴えていますが、新たな開発手法によってこれらの不満を打ち消すことができるのか注目を集めそうです。