Microsoftは11月23日、Windows 10と古いQualcomm Wi-Fiドライバーの間に互換性の問題が存在することを認め、アップグレードを保留する処置を行っていることを発表しました(Softpedia)。
サポートドキュメントによると、問題のQualcomm Wi-Fiドライバーをイントールしているデバイスを、Windows 10 Version 1809/1903/1909にアップグレードしようとした場合、英語環境では以下のようなメッセージが表示される模様です。
Qualcomm wifi driver: Your PC has a driver that isn't ready for this version of Windows 10. A new version is available.
Qualcomm wifi driver: 使用中のPCにはこのバージョンのWindows 10に対応していないドライバーが存在します。新しいバージョンが利用可能です。
Microsoftはアップグレードを保留した理由として、影響を受けるドライバーとWindows 10の間に互換性の問題が存在し、アップグレードによってWi-Fi接続が失われる不具合が存在するためだと説明しています。
問題を解決するためにはQualcomm Wi-Fiドライバを最新版に更新する必要があり、Windows Updateを手動で実行する方法や、デバイスマネージャーを使用する方法など、詳細な手順がサポートドキュメントに掲載されています。