Twitterユーザー@DongleBookPro氏が、iPad nano用のドックを搭載した初代Mac miniのプロトタイプ写真を公開していたことがわかりました(MacRumors)。
プロトタイプのMac miniは第1世代のもので、上部にはiPod nano用の30ピンのDockコネクタが存在します。当時このタイプのドックは、2006年に発売されたAppleの「iPod Hi-Fi」のようにスピーカーに搭載されているのが一般的でした。
これまで30ピンコネクタがコンピュータに直接採用されたことはなく同期にはケーブルが必要となっています。これを解消するための技術として、AppleがiPodドックをMacに直接追加することを検討していたのは興味深い事実だといえそうです。
実際はこのプロジェクトは実現されずに廃棄されてしまったわけですが、iPod nanoのサイズが変化し続けていったことを考えると、MacにiPad nano専用ドックを追加するという試みは汎用性がないと判断されたのかもしれません。
EVT Mac Mini, with iPod dock. Totally scraped project that never saw the light of day pic.twitter.com/fSm1m31fhX
— Dongle (@DongleBookPro) August 22, 2020