Windows 10 Version 2004のイベントビューアーに「ESENT 642(イベントID)」に関連した警告が表示されるという問題をMicrosoftが認め、最新のプレビュービルドで修正していたことがわかりました(Windows Latest)。
ESENTはESE(Extensible Storage Engine)によって使用されるDLLコンポーネントで、デスクトップ検索や、オペレーティングシステム内のメディアカタログのインデックスを作成する際に使用されます。
「ESENT 642(イベントID)」に関する問題は、これまでMicrosoftのコミュニティフォーラム(1、2、3)やRedditの複数のスレッドでユーザーから広く報告されており、あるMicrosoftのサポートスタッフは、警告がWindows.oldフォルダに影響している可能性があると指摘し、実際に、Windows.oldフォルダを削除するとESENTの警告がかなり少なくなったとコメントしているユーザーも存在します。
Microsoftはこの問題を認め、将来のリリースではWindows 10でイベントID642のESENT関連の問題を記録しないように修正するとしています。
実際2020年8月21日にリリースされた、Build 20197でそのような変更が行われている模様。
Based on feedback we’re turning off ESENT Warning Event ID 642.
安直な変更のようにも思えますが、他に影響を与えることがない効率的な修正といえるかもしれません。