Microsoftは今年の5月に開催された「BUILD 2020」で、Windows 10プラットフォーム向けのアプリ開発をより簡単化する新プロジェクト「Project Reunion」を発表しました。
Project Reunionは、既存のWin32 APIとUWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)のAPIへのアクセスを統一し、NuGetのようなツールを介して、OSから切り離された形で利用できるようにするというものでしたが、この最初のプレビュー版「Project Reunion v0.1」が本日公開されています。
V0.1はプレビュー版として、Project Reunionのランタイムディストリビューションや、アプリからProject ReunionのAPIを利用できるようにするための基礎となるための仕組みが含まれています。プラットフォームの統一や、現段階では不足している各種APIを使用できるようにするための作業、パフォーマンスチューニングなど、まだやらなければならいことはたくさん残っているそうで、2021年により詳細なロードマップが公開される予定です。
プレビュー版を試してみることができる「Hello World sample」や、「DWriteCore gallery sample」、「MRT Core sample」などというサンプルアプリや、開発環境のセットアップ方法を説明したドキュメントが公開されています。