2021年後半にリリースされる予定の、Windows 10の機能アップデート「Sun Valley」では、複数のモニタを使用している場合のマルチタスク機能の改良が行われることがわかりました(Windows Latest)。ChromiumベースのMicrosoft Edgeに関連した新しいマルチタスク機能も搭載される模様です。
固持によると、新しいマルチタスク機能は「スナップベースのタスクグループ」の一部とされています。
アプリのウィンドウを画面のコーナーにドラッグした際、ウィンドウのサイズが自動的に調整され、横に並べて複数のアプリを簡単に使うことができるようになるとのことです。2つのウィンドウを並べてスナップする機能はすでに存在しますが、次の機能アップデートでは、この機能がさらに改良され、Microsoft Edgeのタブを独立したアプリとして独自のページに表示することも可能になるそうです。
またもう一つ「画面の端からさらに離れてスナップする」という謎のトグルが存在するそうですが、これが何を意味しているのか詳細は不明です。
仮想デスクトップ
次期機能アップデートでは複数のディスプレイを使用しているユーザー向けのマルチタスク機能が改良されます。
現在Windows 10のマルチマニター環境では、両方のディスプレイで同じ仮想デスクトップを使用する必要がありますが、これが改善されモニター毎に仮想デスクトップを設定することが可能になる模様です。
設定画面に個別の仮想デスクトップを利用するかどうかを設定するトグルボタンが追加されます。
Aero Shakeがオフに
多くのユーザーに不評の機能(?)の、ウィンドウをシェイクして最小化することができる「Aero Shake」をオフにするための設定も追加されます。Version 21H2では、設定アプリのトグルボタンが追加されるとのことです。
Windows 10 Sun Valleyは2021年後半(10月から11月)に無料アップグレードとしてWindows 10ユーザーに提供されるとみこまれます。また、そのまえの2021年春には、品質の向上や不具合の改善にフォーカスしたマイナーアップデートの「21H1」が公開される予定です。