Microsoftは、Windows 10のエクスプローラーからタスクバー関連の機能を分離するための計画を進めているのかもしれません。WindowsハッカーのAlbacore氏が、Windows 10のプレビュービルドにTaskbar.dllが含まれていることを発見しています(MSPoweruser)。
The taskbar is being moved from Explorer.exe into Taskbar.dll. Surreal to see this get relocated after decades. Right now Explorer still contains the code, but it's possible to switch to the DLL implementation. There's still some odd bugs such as semi-broken search box UI. pic.twitter.com/2gNqcDNTzp
— Albacore (@thebookisclosed) March 25, 2021
エクスプローラーにはまだタスクバーのコードが含まれているものの、DLLの実装に切り替えることも可能とのこと。ただしDLLは不完全で、検索ボックスのUIが一部壊れるなどの不具合が残っているそうです。
タスクバーのコードをExplorer.exeから分離することで、Microsoft社は各コンポーネントをより迅速に変更できるようになることが期待できます。また、どちらかのコンポーネントがクラッシュしても、もう一方には影響しないので、信頼性の面でもメリットがあります。
現在はエクスプローラーがフリーズすると、デスクトップやタスクバーが使えなくなりますが、今回の変更が推し進められ、それぞれ独立したプロセスで動作するようになれば問題が解消する可能性があります。