Microsoftが先日公開したWindows 10 Version 2004/20H2用の月例更新プログラムKB5003173で、Microsoft Edgeの互換性バグと思われる不具合が一部環境で発生していることがわかりました(gHacks)。
更新プログラムのインストール中にエラーコード0x800f0922が表示されるという問題が報告されていて、これは新しいMicrosoft Edgeをアンインストールして、Microsoft Edge Legacyを復活させた環境で頻発している模様です。
累積アップデートは、デバイスに新しいMicrosoft Edgeをインストールしようとしますが、「C:Program Files (x86)\Microsoft\Edge\
」 というフォルダーが存在すると、それが空であってもフォルダーを認識してインストールが失敗します。アンインストールコマンドでパスが""なしで指定されている場合、そのフォルダーがシステムに残ってしまう事が原因のようです。
正常なコマンド:
"C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application\90.0.818.56\Installer\setup.exe" --uninstall --system-level --verbose-logging --force-uninstall
フォルダが残る:
C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application\90.0.818.56\Installer\setup.exe --uninstall --system-level --verbose-logging --force-uninstall
これを解決するには、「C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\
」が空ならばこれを手動で削除するか、あるいは手動で新しいMicrosoft Edgeを再インストールします。
更新プログラムのインストール中に0x800f0922エラーが発生した方は試してみると良いかもしれません。