GoogleがWindows/macOS/Linux/ChromeOSで動作するデスクトップ版のChromeブラウザ向けに、独自のスクリーンショットツールの開発を進めていることがわかりました(Windows Latest)。さらにブラウザのコンテキストメニューから画像を検索できる「Googleレンズ」のサポートも提供される予定です。
スクリーンショットツールはChromeのアタらしい共有メニューに含まれていて、Microsoft EdgeのWeb Capturesと同様に、Webページのスクリーンショットを素早く撮影することを可能とします。
Microsoft Edgeのものと同様にChromeのスクリーンショットツールを実行すると、ブラウザ内のコンテンツをキャプチャするための選択ツールが開きます。現時点ではスクロールしてWebページ全体をキャプチャすることができる機能が搭載されるかどうかは明らかになっていません。
Chromiumのパッチによるとスクリーンショットは自動的にクリップボードに保存されるため、Windows 10ではクラウドクリップボード機能を利用すれば複数のデバイス間でスクリーンショットを共有することが可能となります。また画像をダウンロードしたり、エディタを開きスクリーンショットを編集する事も可能です。
Googleレンズの統合
また写真や画像から関連する情報を探してくれる「Googleレンズ」の機能がChromeから呼び出せるようになります。
Chromeのコンテキストメニューには現在、「Googleで画像を検索」メニューが含まれていますが、これはGoogle.comの画像の逆引き検索機能を利用しています。このメニューが「Googleレンズで画像を検索」に置き換えられ、Googleレンズを利用して画像が検索できるようになるとのことです。
これら新機能を利用するには、Google ChromeのCanaryビルドを使用する必要があります。Googleレンズの検索機能はデフォルトで有効になっていますが、スクリーンショットツールを有効にするには試験的フラグを設定する必要があります。
まず「Desktop sharing hub」で共有ハブを有効にし、さらに「#sharing-desktop-screenshots」を有効にすることでスクリーンショットツールが有効となります。