Microsoftの次世代OS「Windows 11」は10月5日に公開される予定ですが、Ubuntuのメジャーバージョンアップ版「Ubuntu 21.10 Impish Indri」のリリースも10月14日近づいてきています。
今回、これら次世代デスクトップOSのパフォーマンスを比較するベンチマークテストをPhoronixがはやくも実施し注目を集めています。
Phoronixは以下の構成でテストを実施しています。
- AMD Ryzen 9 5900X
- GeForce RTX 3090
- 16GB RAM
- Windows 10 21H1 / Windows 11 Build168
- Ubuntu10
結果を確認すると、Ubuntu 21.10は特にCPUへの依存が高いいくつかのテストで、約50%以上の差をつけ、GPUリソースの活用においてもWindowsより優れている模様。GPUを使ったアプリケーションのベンチマークではWindowsが有利な傾向ですが、Ubuntuとの性能差はそれほどでもないようです。
数字を見る限り、すくなくともこのビルドのWindows 11はWindows 10からそれほど大きな改善が行われていないことになります。またWebPのエンコードをテストした以下のテストでは、Windows 10がWindows 11よりも高速で、何らかのバグが存在する可能性が指摘されています。
全体的に見て、Ubuntu 21.10はWindows 10よりも10%ほど速く、Windows 11よりはわずかに速くなっているようです。ベンチマークテストの詳細はPhoronixで確認可能です。