Apple M1用のNVMeドライバが、Linux 5.19メインラインカーネルに導入される予定であることがわかりました(Phoronix)。
NVMeは業界の標準規格ですが、M1 MacではNVMeコントローラーがPCI Expressバスに接続されていません。NVMeストレージを動作させるために、Linux側でカーネルの修正や特別なドライバーが必要となります。
M1 MacでLinuxを動かすことを目標とするAsahi Linuxには、すでにNVMe用のコードが組み込まれており、このコードが、カーネルメーリングリストでのレビューを経て、Linux 5.19に導入されるスケジュールが組まれています。Apple NVMeプラットフォームドライバーと、関連するすべての変更は約3.5k行のコードから成り立ち、7月に公開されるLinux 5.19に含まれ安定版としてリリースされる予定です。
Apple M1 MacのLinuxサポートは順調で、特にMac miniのようなデスクトップ型MacではCPUの性能を十分に生かすことができる段階にある模様。ただしグラフィックアクセラレーションなどラップトップ型Macのサポートにはまだ課題が残られています。