Microsoftが先日公開したWindows 11用の累積アップデートKB5014697などに、Azure Active Directoryを用いてサインインできなくなる不具合が存在することがわかりました。
Windows 11の既知の不具合をまとめたリリースヘルスページには以下のような項目が追加されています。
不具合の内容は「Windows ArmベースのデバイスにKB5014697をインストールすると、Azure Active Directory(AAD)を使用してサインインできなくなる場合がある。また、Azure Active Directory を使用してサインインするアプリやサービスも影響を受ける可能性がある」というものです。
VPN接続、Microsoft Teams、OneDrive、Outlookなどが影響を受ける可能性があり、問題の軽減策として、影響を受けるアプリケーションの Web バージョンを使用する方法が提案されています。なお問題は、Armプロセッサを使用してい Windowsデバイスにのみ影響します。
影響を受けるプラットフォームは以下の通りです。
- Client: Windows 11, version 21H2; Windows 10, version 21H2; Windows 10, version 21H1; Windows 10, version 20H2
- Server: None
該当する各プラットフォームのリリースヘルスページにも同じ不具合が追加されています。