来年発売されるiPhoneやiPadに搭載される予定の「A9」プロセッサは再びSamsungが製造することになるのかもしれません。
Samsungの半導体事業のヘッドであるKim Ki-nam氏が、サムソン本部で報道陣に対し、最新テクノロジを利用したチップをAppleに供給しはじめたら「利益は間違いなく改善するだろう」とコメントし、これが「A9」チップの生産をSamsungが実質請け負ったことを意味しているのではないかと報じられています(ZDNet、9To5Mac、MacRumors、CNET Japan)。Samsungは2014年末ごろからApple、Qualcomm、AMDなどの顧客向けに14nmプロセスルールを用いた最新チップの生産を開始するとみられています。
ZDNetのレポートには他にも興味深い情報が含まれていて、(情報筋の話として)AppleのA8チップの製造は、台湾のTSMCが70%、Samsungが30%の割合で行っているとも伝えています。以前の分解レポートでは台湾のTSMC製チップが確認されましたが、Samsung製チップ搭載のiPhone 6も存在していることになりますね。