Microsoftは5月に、Surfaceに関するスペシャルイベントと、開発者会議「Build 2024」を開催し、Windows 11に新たに搭載されるAI関連機能について発表を行うと予想されています。
AI関連機能の中で特に注目されているのは「AIファイルエクスプローラー」ですが、この機能はARMプロセッサを搭載したAI PC専用機能になる可能性があることがわかりました(Neowin)。
Windows情報に詳しいAlbacore氏は、 Windows 11 build 26100(24H2 RTM候補)のコードの中からAIエクスプローラーを実行するための最小要件を見つけ出し、Xで共有しています。
Turns out Windows 11 build 26100 (purported 24H2 RTM) contains the AI Explorer requirements 📃 baked into the OS
💠 ARM64 CPU
💠 16GiB of RAM
💠 225GiB system drive (total, not free space)
💠 Snapdragon X Elite NPU (HWID QCOM0D0A)
I guess that's one way to drive ARM64 adoption 😶🌫️ pic.twitter.com/ZbQf4KY1BN— Albacore ☁️ (@thebookisclosed) April 18, 2024
必要な最小要件は以下の通りです:
- 最低16GBのRAM
- 225GB以上の空きストレージ容量
- Qualcomm Snapdragon Elite Neural Processing Unit(NPU, hardware ID QCOM0D0A)
RAMの要件に関しては、Microsoftが「AI PC」の最小RAM容量を16GBに引き上げたという最近の噂情報と一致しています。
なお、最新のIntel/AMDチップにもニューラル・プロセッシング・ユニットが内蔵されており、AIエクスプローラーがなぜQualcommだけに制限されることになるのかははっきりとしていません。Albacore氏はARM64デバイスを普及させるためのMicrosoftの戦略ではないかと指摘しています。